春らしい陽気の日が増えてきましたね。何か新しいことにもチャレンジしたくなる季節です。
先日フィットでは、生活訓練とB型の合同企画で「青空カフェ」を開催しました。
自分たちで、コーヒー豆の焙煎からハンドドリップまでやってみるという、メンバーのみなさんも、スタッフにとっても初めての試みでした。
うまくいっても、いかなくても、楽しむぞ!という心意気でのぞみました(ドキドキ…)。
まずは焙煎。まだ黄緑色の生のコーヒー豆を火で焙り、濃い茶色の豆にしていきます。
生豆を見るのは全員初めて。「これがコーヒーになるの?」と少し心配気・・・。

火にかけて、根気強く手網を振ります。腕が疲れたら交替しながら、チームプレイで焙煎。
”ハゼ(豆の皮がパチパチ弾ける)” が始まると、だんだん豆の色が濃くなってきます。

焦がさないようタイミングを見計らって、火から下ろす・・・。
「お!ばっちりじゃない!?」

焙煎できた豆を冷ましたら、ミルで挽いていきます。
粉になったコーヒーを見て、「お~、コーヒーやん!」。

そして、ゆっくりとドリップ。お湯を一気にかけ過ぎないように力加減・・・。
「まだ?もうちょっと?・・・もうちょっと?」とAさん。

そして、そして・・・遂に完成!!やったー!!
普段はコーヒーを飲まない人も、苦くて苦手だな~という人も、ちょっとずつ試飲。
自分たちで淹れると、なんだかおいしい気が・・・する!
できあがったコーヒーは、近所のお弁当屋さんや通りがかりの業者の方、ジョブサポート箱崎・郷口のみなさんにも飲んでいただきました!
「飲みやすい!」「まるでサイフォン(で入れたみたい)?」「ごくごく飲める!」「実はコーヒー苦手…な私でも飲めた!コーヒーがおいしいと思ったのは初めてかも!」と大好評!
フィットのみなさんからは、こんな感想が聞かれました。
いっぱいコーヒーつぎすぎたけど、飲んでくれた人がいたので良かったです。
今回は、見るだけでしたがすごくいい香りがしたので私もいつかしてみたいです。
何かを作り、それを誰かに手渡すとき、ワクワクとドキドキが入り混じります。
そして、喜んでもらえたら、充実感や達成感、自分を信じる気持ちが芽生えるのだと思います。
フィットの活動の根底にあるのは、自信や自己肯定感を育むこと。
手を動かしてやってみることや、人とのつながりを感じることが、そういったことに大きな効果を与えることを実感できた一日でした。
現在、フィットの就労継続支援B型では、「地域(まち、社会)の中で、人とのつながりを感じられる仕事」を創出していくべく、日々、勉強と話し合いを重ねています。
そのためには、これまでよりも多くの ”協力のかたち” を作っていくことが必要だと思っています。
ぜひ応援してください。よろしくお願いします!