6月から7月にかけて
大雨や台風、日照不足など、天候不順で痛めつけられて、8月9月、野菜も果物もひどいダメージを受けていると報道されていました。
実際、いつも新鮮な野菜や果物がワッと並んでいる産直の店にも、野菜も果物も本当にわずか、ほとんどないと言っていいぐらいの悲しい状態が9月まで続きました。
こんな時は野菜も果物も、見かけも味も悪い上に値段は高くなるのです(当たり前ですけど・・・)。ビックリするぐらい高い値段がついていました。
こういう時は、天候に左右されないもやしやキノコ類、冬から春にかけて収穫されてストックされたジャガイモや玉ねぎ、にんじんなどの根菜類、大豆など乾燥豆類などでしのげばいいことですが、新鮮な野菜が乏しいと、食卓の彩も地味で寂しいです。
10月になって
ようやく青々とした菜っ葉類がお店に並ぶようになってきました。
うれしくなって、ついついあれもこれもと買って帰り、その日は茹でたり蒸したり煮たり炒めたり、幾種類もの野菜料理ができあがり。胃袋にしみ渡します。
ここ数か月の新鮮野菜の欠乏が、一層喜びを感じさせてくれます。
そういえば、・・・
若い頃は食卓の真ん中にお肉や魚の主菜がデーンとあって、その周りに野菜の煮物や和え物、サラダなどが並んでいるのが我が家の食卓でした。
今や
子どもたちも独立して、高齢2人の食卓ですから、主菜も副菜もなく、肉料理も魚料理も野菜料理も同じように、ちょびちょびと小さな器にのっていて、すっかり居酒屋風になってしまいました。
福岡には、
地物の新鮮な魚も野菜も果物もお肉もたくさんあり、こんなにおいしい新鮮な野菜が身近にあって、しかも安く食べられるなんて、ああ、日本に生まれてよかった!福岡に住んで良かった!と、いろんな食材を味わえる幸せをかみしめています。
ある月曜日の郷口事業所でのお昼休み、お弁当を食べながら
「お休みにどこか出かけましたか?」
「カラオケに行ってマクドナルドに行きました。・・・友達と。楽しかった! そんで、マクドナルドで、レタス抜きでって言ったのに、(レタスが)入ってたんですよ」
「マスクをしているから、聞き取れなかったのかも」
「うーん、そうかも・・・・しれんけど・・・」
「で、入っていたレタスはどうしたんですか?仕方ないから食べちゃったとか?」
「食べませんよ!」 「野菜が嫌いだったね」 「嫌いです!」 「そっかあ」
「これなら食べられるという野菜はなにがある?」
「野菜生活」 「エッ・・?ああ、ジュースの?・・・・・」
ああ!もったいない!人生の楽しみを・・・・・。